MAEDA OLIVE FARM｜京都府宮津市のオリーブ園

私たちは2020年、大阪から宮津へ家族で移住して
オリーブ農家になりました。

結婚後、妻の祖父母宅のあるここ宮津を

訪れる機会が多くなり、
同じ海の町として、地元を思い出させる

宮津を好きになりました。
そんな折、退職した義父が近所の

耕作放棄地を少しずつ開墾し始め、

オリーブを植える準備をしていました。
ある日「純さん、オリーブを一緒に育ててみーひんか？」
義父にそう声を掛けられました。
それまでオリーブについて深く考えたことのなかった私は知りませんでしたが、
オリーブはとても長生きする樹です。
義父や私たちの代だけではなく、子供たち、未来の孫たちへと受け継いでいけて、
地域の自然を守り、より豊かに

していくことができる樹です。
そんな将来性のあるオリーブを育ててみよう！
農業経験なし、知識も全くない私ですが

ここ宮津に移住し、
オリーブ農家になることを決断しました。
農業を始めた当初は

失敗することもたくさんありましたが、
近くの農家さんや地域の方たちが本当に

色々教えてくれました。
私も早く農業のこと、オリーブのことを覚えようと、朝から晩まで畑で農作業をしているうちに、
引っ越してくる前よりも日焼けして年中、

常に顔は真っ黒になっています。

その後、はじめに開墾をスタートした場所から、
その周りの農地にも範囲を広げていくことが出来て、
それまで人が立ち入る事も

困難だった場所の視界が徐々に開け、
​​​​​​​天橋立がとてもきれいに見渡せる

場所へと変貌を遂げました。
MAEDA OLIVE FARMの始まりです。

翌年には、京都府の認定農家になり、現在は義父と夫婦で約500本の樹を管理しています。
オリーブの農園を大きくすることは

イコール地域保全へと直結しています。
地域の方たちが朝夕散歩をしたり、

子供たちが遊びながら虫捕りをしている、
そんな気持ちのいい場所として

多くの人に知ってもらいたい、そう思っています。
MAEDA OLIVE FARMを

どうぞよろしくお願いします。
2022年　秋